【2】焼き方
●皮から強火でしっかり焼くのが基本
こうすると、うまみ成分が中に閉じこめられるばかりでなく、上になった身の焼け具合が分かるからです。
身が白くなってきたら全体に火が通った証ですので、返して身の面を「軽く」サラッと焼いて下さい。
●理想は「強火の遠火」焼き
炭火を用い焼き網に乗せて七厘で焼くのが理想的ですが、現在では七厘をお持ちでないご家庭がほとんどだとと思います。
しかし最近では、ホームセンター等で炭火焼用の小さな七厘セットも売っていますので、一度ご購入されてみてはいかがでしょうか?
少々面倒ですが、火加減をうまく調整すれば思ったよりも煙りは出ないですし、何より干物の持つ本来の素材の旨みが際立ちます。
●ガスコンロの場合
ガスコンロを使って焼く場合には、焼き網を二枚重ねて用いると強火の遠火が実現できます。
干物を網に乗せる前に、焼き網を十分に焼いておきましょう。(魚の皮がくっつきにくくなります)
●グリル・オーブンの場合
網を2分程度熱してから干物をのせます。
上からの火ですが、この場合も皮を下にしてのせます。つまり、身の面から焼きます。
焼き色が付き、火が通ったら返して皮面を焼きます。
※ヒレなどの焦げやすい部分はアルミホイルでカバー
●ちょっとした工夫でさらに美味しく
干物はフライパンで焼いても、美味しく焼き上がるんです。魚を焼くのはいいけど後片付けが面倒な方はお試しください。
その際身にお酒を軽くふると、ふっくら焼き上がります。
グリルの焼き網をご使用の場合、お酢に通すと魚がくっつかなくなります。もちろん、酢の酸味が魚に移ることはありません。
◆賞味期限
※冷蔵保存で3~4日
※冷凍保存で2~3週間程度
当然ですが、早く食べるに超したことはありません。
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